ポルト・チェザレオは 人口約5600人ほどの小さな町です。サレント半島のイオニア海岸に面し、県庁所在地となるレッチェからは約28キロの距離にあります。古代ローマ時代にポルトゥス・サシナエという名で呼ばれていたポルト・チェザレオはプーリア南部の農作物交易の重要な港の一つでした。現在では多くの小島や長く続く砂浜を持つことからプーリア地方の中でも観光客が賑わう場所となっています。ポルト・チェザレオはさらに海浜保護地域、プーリア地方自然保護地域(パルーデ・デル・コンテ地区、海岸周辺)の管理事務局としても機能しています。
見どころ
ポルト・チェザレオの教会の中で一番重要なのは1880年に聖処女チェザレア聖堂(1639年建立)の脇に建立された永遠の救いのマドンナ教会です。また海岸沿いには防衛施設として使用された多数の塔が並んでいます。見張り櫓として作られた16メートルの角型をしたチェザレア塔は現在でも湾岸警備隊に使用されています。スカラ・ディ・フルノ半島に建つキアンカ塔はプーリア地方の中でも重要な古代遺跡の事務局、ラピッロ塔は自然観光本部として使われています。キアンカ塔の基盤部分は9メートルもの長さがある7本の雲母大理石の柱からなっています。西暦2世紀にまで起源を遡ることが出来るこの柱は1960年に発見されました。ポルト・チェザレオにはさらにプーリア地方の中でも重要な1700ヘクタールの海浜保護地域と1000ヘクタールの自然保護地域があります。