モルフェッタは芸術的、建築的、文化的、さらには風景として見ても非常に興味深い町です。中でも石灰岩浸食現象のために陥没して出来たプーロは深さが30メートルもあるだけではなく、上部の淵の部分から新石器時代の村落が発掘されたことからも非常に興味深い場所です。旧市街の中心地となる聖アンドレア島 はあたかも魚の骨のような形をしており、聖コッラード教会(11~12世紀)、ロマネスク様式の教会跡に建てられたバロック様式の聖ピエトロ教会、守護聖人聖コッラードの遺骨を安置するアッスンタ教会、ルネッサンス様式のファサードを持つジョヴェネ邸(15000年代築)などのモニュメントを見ることが出来ます。さらにカステル・デル・モンテのチェーラ塔 とも結ばれた16世紀の物見櫓、カルデリーナ塔 や町の防御に使われた1770年に築かれたパッサーリ砦 なども見どころです。
モルフェッタ
モルフェッタはムルジャ台地の内陸部からアドリア海に面する人口約6万人のバーリ県の町です。最初の民族定住は石灰岩浸食現象のために陥没したドリーネ(方言でプーロと呼ばれる)の周りに見られる居住区跡から新石器時代と推測されていますが、町の起源は古代ローマ時代だと考えられています。現在のモルフェッタは漁業、農業を経済基盤に置き、特に野菜果樹栽培、オリーブオイル製造、切花産業に力を入れています。
イベント
- 聖週:キリストの受難の儀式
- 9月7~9日:殉教者のマドンナの祝日(縁日、海の祭り)