マッサーフラがイタリアの隠れ里と呼ばれるようになったのは地元歴史家のヴィンチェンツォ・ガッロによります。このターラント県に属する人口約3万2000人の町は、町を二つに分ける聖マルコのクレバスの淵に建設されました。
起源を新石器時代に持ち、ハンニバルを手始めにノルマン人、スペイン人、フランス人らがこの地を通過していきました。
現在マッサーフラはワイン製造、オリーブ栽培、柑橘果樹栽培、牧畜などの農業、さらに手工業を経済活動の中心にしています。さらに最近では工業発展にも力を入れています。
見どころ
注目すべきモニュメントとしては町のシンボルである時計塔を挙げることが出来ます。22メートルの高さがある17世紀の鐘楼にバロック様式の装飾が施してあります。
さらに建築家カンパネッラによって1800年代初めに設計された市庁舎も貴重な建造物の一つです。クレバス(gravina)に面して建てられた角型の基盤を持つノルマン城 は3つの円形の塔と八角形の塔を1つ持つ壮大な威容を呈しています。
数ある教会の中では新教会とも呼ばれ、要塞のような外観を持つ1853年建立の聖ロレンツォ教会(元聖母教会)、マッサーフラのキリスト教信仰のメッカともなっている聖地、階段のマドンナ などを挙げることが出来ます。
さらにアッチェットゥラ地域には氷河時代近くにまで遡ることが出来る新石器時代のドルメンがあります。
イベント
- 1月、2月:聖アントーニオ・アバーテの祝日とカーニバル
- 5月の第1日曜日:階段の聖マリアの祝日
- 3月19日:聖ジュゼッペの祝日