フォッジャ県内にあるルチェーラはプーリア地方のタヴォリエレ台地の中心に位置した町です。サルソーラとヴルガーノの渓流に挟まれた町は、アペニン山脈、ガルガーノ岬から近く、さらにフォッジャからは18キロの地点にあります。現在では3万5000人の人口を持つルチェーラは新石器時代、青銅器時代の遺跡が多く出土されることからもわかるように古い起源を持つ町で、芸術の町として2007年にはヨーロッパの中でもエクセレントな町の一つとして認定されました。その土地の利から、プーリアの鍵とも称されています。
見どころ
町の歴史を感じさせてくれるモニュメントの中で代表的なのはアンジョー王家時代に作られ、ほぼ原形をとどめるフォッジャ門 とトロイア門 です。また町を代表する建築物として現在では市庁舎、市立図書館、市立劇場として使われている新古典主義建築のモッツァグルンニョ邸、ルネッサンス・バロック様式の美しい入口を有するロンバルド邸(1600年半ば)、装飾が施された二つの石造りの入口を有するボンギ邸 などが挙げられます。
数ある教会の中でも注目に値するのは町の中心部であるドゥオモ広場(Piazza Duomo)にアンジョー王家のカルロ二世によって建立された聖堂、アッシジの聖フランチェスコを祭るためにカルロ二世によって建立された巡礼地、聖フランチェスコ教会 (聖フランチェスコ・ファサーニの遺骨を安置)です。
軍事施設としてはかつて古代ローマの古墳があった町の中でも一番小高い丘に建設されたホーウェンシュタイフェン・アンジョー要塞 が挙げられます。
イベント
- 2月:カーニバル
- 11月:モスト・コット(ワインから作るシロップ)祭り