バーリ県に属する人口約5万6500人のビトントはその栽培面積の広さからオリーブの町とも呼ばれています。ムルジャ台地の高台に位置するビトントはその名の由来ともなるイリリア人の王ボトーネによって建設されたと伝承されています。ビトントは現在でも農業を経済活動の基盤にしており、特にオリーブの栽培を主要産業にしています。
見どころ
ビトントの見どころは、中世の名残を残した台形の旧市街です。旧市街内部にはカタローニャ風ゴチック様式のシロス・ラビーニ邸(1400年代)、レンニャ邸、シロス・セルサーレとシロス・カロ邸、中世に聖処女と聖ヴァレンティーノに捧げられたカテドラル、1400年代に建立された聖レオ修道院、美しいロマネスク様式のファサードをもつアッシジの聖フランチェスコ教会 などがあります。さらに町の郊外にはオリーブ畑の間にそびえる聖クローチェ教会、聖エウジェーニオ教会、トッレ・チェラ教会、聖バジリオ教会などがあります。
イベント
- 9月、10月:聖メディチ(聖コズマと聖ダミアーノ)の祝日
- 聖週:キリスト受難の儀式