アンドリア・バルレッタ・トラーニ県にあるスピナッツォラは切り立った斜面にそびえる台地に位置し、多数の泉を持つ水源豊かな町です。
町の起源は紀元前3世紀にまで遡り、名前の由来はエクス・ピーノ・ソーロがエスピノソーロ、スピノソーロと変わり、最終的にスピナッツォラになったと考えられています。長い間バジリカータ州の一部だったこの町は、1811年のジョアキーノ・ムラの勅令によりプーリア州の一部となりました。
現在スピナッツォラはハウス栽培を中心とした野菜栽培を経済活動の基盤としています。
見どころ
町の史跡の中でも特筆すべきは中世の城壁跡とガラニョーネ城(Castello di Garagnone)の廃墟です。
教会の中で特に重要なのは1936年に町の中央にあったフランチェスコ会修道院跡に建立された昇天するマリア教会(Chiesa dell'Annunziata)です。
さらに町の所有である森のそばにある森の聖女マリア聖地(Santuario di Maria Santissima del Bosco)も住民から愛されている教会です。内部に安置されている森のマドンナの宗教画は、復活祭直後の火曜日、宗教行列によって母教会(Chiesa Madre)へと移され、8月に再び聖地へと戻されます。
多数の源泉を持つスピナッツォラは水の町としてディローラ、ライカ、ピローネ、聖フランチェスコ、聖ヴィンチェンツォ、ガドーネ、アッカナータ、カサルヴェッキオ、ピッシャレッロなどの名を呈するたくさんの泉を有しています。
スピナッツォラはロンゴ家のラブリオーラのモンテロッツィ森、ログラーノ家の森など多数の緑に囲まれています。モンテミリオーネ地区と接したログラーノ家の森にはプーリア一巨大な樫の木があります。
イベント
- 6月 – 聖ヴィトの祝日
- 8月 – 森の聖女マリアの祝日
- 11月の第1週 – カルドンチェッロ茸祭り