サーヴァはプーリア地方ターラント県の小さな町です。
人口は約1万5千人でサレント半島北部のイオニア海から数キロ内陸に入ったところに位置します。おそらくメッサーピ人の町に起源を持つと考えられるサーヴァが町として記録されるようになったのは1400年代になってからですが、独立都市となるのはナポレオン時代になってからのことです。
町の経済基盤は農業で特にマンドゥーリアのプリミティーヴォ・ワインの原料となるブドウとオリーブが盛んに栽培されています。
見どころ
町の中で一番重要な教会は住宅地から約3キロの距離にあるパサーノのマドンナの巡礼地です。プーリア地方の中でも有名なこの巡礼地は1400年代に建立されました。
さらに特筆すべきは16世紀から17世紀の間に建立されたマトリーチェ教会です。新古典主義風のファサードと1782年に作られたバロック様式の鐘楼が特徴的です。
また、ボッケッティとヴァルツァーノの筆による多数のフレスコ画に彩られた聖フランチェスコ修道院もサレントのフランチェスコ会派修道院の代表建築としてあげることができます。
町の代表建築物としては現在市庁舎として使用されているバロンデ邸をあげることが出来ます。かつて搾油場として使われていた地下部分を見学することも出来ます。
サーヴァにはさらに、ギリシャ植民地とメッサーピ人の領土の間にそびえていたギリシャ人の境界と呼ばれる長い壁が残っています。
イベント
- 6月24日– 町の守護聖人ジョヴァンニ・バッティスタの祝日
- 12月– キリスト生誕シーンの再現パフォーマンス