バーリ県の小さな町パーロ・デル・コッレは、海岸まで続くムルジャ台地を一望にすることができる177メートルの高みにそびえています。町の起源はギリシャが南イタリア一帯に植民地を建設した時期にまで遡ることができると考えられています。
パーロ・デル・コッレには町の歴史を物語る多くの史跡が残っています。美術的に重要な教会として星のマドンナ教会、煉獄教会、聖ジュゼッペ教会、門の聖女マリア教会などを挙げることができます。重要建築物として必見なのは王子の屋敷とも呼ばれるロッカのフィロマリーノ邸です。古城の廃墟に作られたこの屋敷の見ものはフィロマリーノ・ダスピデの家紋を掲げた荘厳な入口です。またデッラ・ムーラ邸、フラスカ邸、クルチ邸なども特筆に価する建築物として挙げることができます。